視覚障がい者向けの補助デバイス、OrCam MyEyeのローンチイベントに出席してきました。

2018-07-30 | 作成者 Orcam Staff

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視覚障がい者向けの補助デバイス、OrCam MyEyeのローンチイベントに出席してきました。 - OrCam

この記事はセバスティェンさんのブログ、L’Association SJKBから転載されたものです。

今年の10月3日、Amnon Shashua氏とZiv Aviram氏に共同で設立されたOrCam社が企画したイベントに出席してきました。OrCam社はイスラエル発祥のスタートアップであり、最近5千6百万ドルの資金調達を達成し、成功を収めている企業です。当社は得た資金注いだ技術で、視覚障がい者の方々が視力を「取り戻す」ためのデバイスの開発に力を注いでいます。

その日私は改良された噂のデバイス‐「OrCam MyEye」‐のローンチイベントに招待されました。そして朝早くに会場であるレストラン‐「Dans le Noir」‐に一味違う朝食をとる事となったのです。

眼科の先生に初期バージョンを試すよう説得された事があったため、私はOrCam MyEyeが視覚障がい者の方々の日常生活をより良いものにするために開発されたデバイスだという事は既に知っていました。デバイスが持つポテンシャルに感心したのは今でも覚えています。

友人のヴェロニークと共に到着した私は、記者やブロガーといった障がい全般に興味がある人や視覚障がいに高い関心を持つ方々(眼科医、障がい者団体の関係者、OrCamスタッフ、視覚障がい者をたくさん雇用するスパとレストランチェーンのオーナー)と合流しました。

そして朝食自体は何も見えない暗闇の中で行われました。4年前に同じ会場で見えない中で食事をした事はありますが、今回のイベントは親しみを感じる環境の中で他のゲストと交流を深めつつ、視覚障がいについての理解を深める良い機会となりました。

楽しくてタイムリーな朝食を終えた後、このイベントの締めくくりとして別室で製品を実際に試すデモを行う事となりました。実際に手にとって試した後、デバイスに対してとても良い感触を得ました。この製品は画期的で面白い上に、搭載機能も大変役に立つものです。その上、OrCam MyEyeは眼科医とアイウェアのプロが集まるSILMO国際展示会でゴールドトロフィーを獲得したという実績も持っています。

視覚障がい者及び全盲の方々のためにデザインされたOrCam MyEyeは、
軽い上に目立たないウェアブル型の人口視覚装置です。眼鏡のフレームに取り付けられた小型カメラから情報を捉え、捉えた情報を音声として小型スピーカーからアナウンスします。このデバイスはインターネット接続を必要とせず、学習型AIプログラムを搭載したコンピューターと小型バッテリーを内蔵した小さいベースユニットで操作が可能です。デバイスの操作はとても直感的なものとなっています。使い方は捉えた画像を説明するデバイスの音声に従うだけ。製品や顔(学習済み)、チケット、そして文章の読み上げ。目が見えない又は視覚障がいをもってる人が出来ない、あるいはするのに苦労する事を簡単にしてくれます。

私を含めた視覚障がい者の方々は、我々の特殊なニーズに合うことが無い
世界の中で毎日を過ごしています。その中で、私達にとって新しい技術はただ希望をもたらすだけのものではありません。光遺伝学や遺伝子治療、または網膜インプラントなどの高度なマイクロテクノロジーといった特定の技術の躍進は病気の進行を防いだり失われた視力をある程度取り戻す事を可能とします。この技術の発展のもう1つの側面として視覚障がいのある生活に適応するための技術としてOrCam MyEyeを筆頭としてテクノロジーがあります。これらは、我々の日常生活をより豊かなものとし、生活から失われた自立性と独立性を取り戻すことを可能とします。それ以上に、職場や社交の場であらゆる事を自分1人の力で行うことを可能とし、人生のより良いバランスを見つける手助けをしてくれます。あるいは、本を読む喜びにまた出会う事も可能となります。

これは、視覚障がい者の方が身の回りの世界との繋がりを取り戻し、より活発に身の回りの人や場所と触れ合って生活に豊かさを取り戻す事の大切さを教えてくれるツールです。

私は、視覚障がい者の自立性の無さに焦点を当て、実用性の高い解決策を
開発したOrCam社に感謝しています。OrCam MyEyeのおかげで、視覚障がい者の生活にやりたい事を自分でやる自由がより近くより現実的なものになりました。